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みなとみらいの資産価値は安泰なのか?を検証してみた

みなとみらいの資産価値は安泰なのか?

今回は、未来的なウォーターフロント地区である「みなとみらい」の今後の資産価値について、「みなとみらい」地区の地価変動や日経平均株価の推移等を交えながら検証しお届けして参ります。
みなとみらに不動産をお持ちの方々や、これからみなとみらいの不動産を購入しようと考えている方々にとっては、大きな問題ですからね。
不動産仲介の方も、お客様へのアプローチに役立つのでチェックしてみてくださいね。

必見!!

①「みなとみらい」の就業人口・居住人口計画とは?

「みなとみらい」は1丁目~6丁目まであり下図の中央地区がほぼ「みなとみらい」に該当します。

【みなとみらい21地区】

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参考:「みなとみらい21地区全体図」横浜市ホームページを基にハマタワ運営事務局が作成

神奈川県のみなとみらい地区のタワーマンションの動向は就業人口・居住人口と深い関わりがあります。

「みなとみない21中央地区土地区画整理事業」においては計画フレームとして就業人口が19万人、居住人口が1万人と設定されています。

2017年(平成29年)12月31日時点のみなとみらいの世帯数は、4,080世帯。

人口は、8,501人となります。

 

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②「みなとみらい」タワーマンションは今後も価格上昇するの?

⒈「みなとみらい」は居住人口が1万人と設定されているの?

みなとみらいは、居住人口が1万人と設定されているため、タワーマンションに限らず賃貸物件は居住人口と深く関わってきます。

もともと、ほとんど更地のような状態から計画的に開発が進められてきた地域だけに、人口の推移とマンションの建築が非常に密接に関わってきました。

簡単に言えば、マンションが増えるにつれて居住人口が増えていったわけです。

その象徴とも言えるのが大都市・未来都市みなとみらいの象徴でもあるタワーマンションだったのです。

しかし、開発が進められていくにつれてタワーマンションを含むマンションの建築そのものが当初の計画に基づいて終了しつつあります。

すでに初期段階で計画された土地にはタワーマンションが建てられており、人口は上述の通りです。

つまり当初の計画の居住人口1万人にかなり近い数字となっているわけです。

⒉居住人口1万人で何が起こるのか?

開発が進むことでみなとみらい地区の魅力や人気が高まっていく一方で、これ以上タワーマンションを建てる土地も計画もない、つまり「この地域に住みたい」と思っている人が増えていく一方で、それを受け入れる住宅が不足する状況が進んでいくことになります。

需要に対して供給が追いつかなくなるわけですね。

当然需要が高まれば価値が上昇します。

分譲マンションに空きが生じる、あるいは新たに新築マンションが建てられることになれば購入希望者が集まり、高い価格帯での「争奪戦」が起こりうるといえます。

2010年代半ば頃から全国的にタワーマンションのブームが落ち着きをみせはじめる一方で、需要のダブつきが生じて価値が下落する物件が増えてきました。

それに対して、みなとみらい地区のタワーマンションは安定して上昇を続けており「タワーマンションの優等生」とも言うべき立ち位置にいました。

今後もこの傾向は続くことが予想されています。

なぜなら2019年以降、この地域では大学などの教育施設、企業の支社・本社、さらには企業の研究施設などが続々とオープンしているからです。

まだまだ需要が上昇する余地があるというわけですね。

そうなると価格が下落することは考えられず、安定した上昇傾向が続くと考えるのが妥当でしょう。

 

③「みなとみらい」の地価変動の前に日経平均株価の推移をチェック

「みなとみらい」の地価変動をチェックする前に日経平均株価の推移と、全国の地価公示の推移を頭に入れておくと面白いですよ。

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④「みなとみらい」地価(公示地・基準地)の推移とは?

⒈「みなとみらい」地価公示の推移とは?

タワにゃん
タワにゃん
地価公示とは、国土交通省が毎年3月に公表しているその年の1月1日時点の土地価格のことだよ。

●横浜市西区みなとみらい3-1-1 ・地価公示

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・用途:商業地
・利用現況:店舗・事務所
・地積:8,011m2(2,423坪)
・形状:台形
・建物構造:鉄骨・鉄筋コンクリート造 地上29階地下3階建
・建蔽率:80% 容積率:800%
・供給施設:水道・ガス・下水
・前面道路:市道・北東・幅員40.0m
・側道:背面道
・用途区分:商業地域
・都市計画区分:市街化区域
・防火区分:防火地域
・周辺の土地の利用現況:高層の店舗兼事務所ビルが建ち並ぶ商業地域

2006年[平成18年]地価公示:121万0000 円/m2399万9999 円/坪
2007年[平成19年]地価公示:135万0000 円/m2446万2809 円/坪前年比:+11.57 %上昇
2008年[平成20年]地価公示:155万0000 円/m2512万3966 円/坪前年比:+14.81 %上昇
2009年[平成21年]地価公示:143万0000 円/m2472万7272 円/坪前年比:-7.74 %下落
2010年[平成22年]地価公示:125万0000 円/m2413万2231 円/坪前年比:-12.59 %下落
2011年[平成23年]地価公示:118万0000 円/m2390万0826 円/坪前年比:-5.60 %下落
2012年[平成24年]地価公示:115万0000 円/m2380万1652 円/坪前年比:-2.54 %下落
2013年[平成25年]地価公示:115万0000 円/m2380万1652 円/坪前年比:+0.00 %横這い
2014年[平成26年]地価公示:121万0000 円/m2399万9999 円/坪前年比:+5.22 %上昇
2015年[平成27年]地価公示:128万0000 円/m2423万1404 円/坪前年比:+5.79 %上昇
2016年[平成28年]地価公示:137万0000 円/m2452万8925 円/坪前年比:+7.03 %上昇
2017年[平成29年]地価公示:148万0000 円/m2489万2561 円/坪前年比:+8.03 %上昇
2018年[平成30年]地価公示:166万0000 円/m2548万7603 円/坪前年比:+12.16 %上昇
2019年[平成31年]地価公示:187万0000 円/m2618万1818 円/坪前年比:+12.65 %上昇
2020年[令和2年]地価公示:210万0000 円/m2694万2148 円/坪前年比:+12.30 %上昇
2021年[令和3年]地価公示:220万0000 円/m2727万2727 円/坪前年比:+4.76 %上昇
2022年[令和4年]地価公示:229万0000 円/m2757万0247 円/坪前年比:+4.09 %上昇
2023年[令和5年]地価公示:260万0000 円/m2859万5041 円/坪前年比:+13.54 %上昇

参考:土地代データ「みなとみらいの地価ランキング」を基に、ハマタワ事務局が作成

 

●みなとみらい地価公示の場所

⒉「みなとみらい」基準地価の推移とは?

タワにゃん
タワにゃん
基準地とは7月1日時点の全国の基準地の土地価格のことで、各都道府県が毎年9月に公表しているよ。

●横浜市西区みなとみらい4-4-5 ・基準地価

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・用途商業地
・利用現況店舗・事務所
・地積11,484m2(3,473坪)
・形状台形
・建物構造鉄骨造 14階建
・建蔽率80% 容積率800%
・供給施設水道・ガス・下水
・前面道路市区町村道・北・幅員30.0m
・側道背面道
・用途区分商業地域
・都市計画区分市街化区域
・高度地区高度地区
・防火区分防火地域
・周辺の土地の利用現況:高層の店舗兼事務所ビルが多い商業地域

2017年[平成29年]基準地価:128万0000 円/m2423万1404 円/坪
2018年[平成30年]基準地価:145万0000 円/m2479万3388 円/坪前年比:+13.28 %上昇
2019年[令和元年]基準地価:170万0000 円/m2561万9834 円/坪前年比:+17.24 %上昇
2020年[令和2年]基準地価:178万0000 円/m2588万4297 円/坪前年比:+4.71 %上昇
2021年[令和3年]基準地価:187万0000 円/m2618万1818 円/坪前年比:+5.06 %上昇
2022年[令和4年]基準地価:205万0000 円/m2677万6859 円/坪前年比:+9.63 %上昇
2023年[令和5年]基準地価:255万0000 円/m2842万9752 円/坪前年比:+24.39 %上昇

参考:土地代データ「みなとみらいの地価ランキング」を基に、ハマタワ事務局が作成

●みなとみらい基準地価の場所

 

⑤「みなとみらい」の建物年表とは?

タワにゃん
タワにゃん
みなとみらいの主要な建築物や建造物の年表は、平成時代の主な出来事と参照すると面白いよ。

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●「みなとみらい」主な建物年表

1989年(平成 元年)3月 動く歩道 完成
1989年(平成 元年)11月 横浜美術館 正式開館
1991年(平成 3年)7月  パシフィコ横浜 完成
1991年(平成 3年)8月 ヨコハマ グランド インターコンチネンタルホテル 開館
1991年(平成 3年)11月 みなとみらいぷかりさん橋 完成
1993年(平成 5年)7月 横浜ランドマークタワー 開館
1993年(平成 5年)9月 横浜銀行本店ビル 開館
1993年(平成 5年)9月 横浜ロイヤルパークホテルニッコー(現・横浜ロイヤルパークホテル) 開館
1994年(平成 6年)9月 国立横浜国際会議場 開館
1994年(平成 6年)6月 三菱重工横浜ビル 開館
1994年(平成 6年)12月 首都高速湾岸線(羽田~ベイブリッジ) 開通
1995年(平成 7年)4月 横浜海上防災基地 完成
1996年(平成 8年)1月 けいゆう病院 開業
1997年(平成 9年)7月 クイーンズスクエア横浜 開館
1997年(平成 9年)7月 日石横浜ビル 開館
1997年(平成 9年)8月 パン パシフィック ホテル 横浜(現・横浜ベイホテル東急)開館
1998年(平成 10年)6月 横浜みなとみらいホール 開館
1999年(平成 11年)5月 横浜メディアタワー 開館
1999年(平成 11年)9月 横浜ワールドポーターズ 開館
1999年(平成 11年)11月 グランモール公園 全面開場
2000年(平成 12年)3月 神奈川県警察みなとみらい分庁舎 開庁
2000年(平成 12年)10月 クロスゲート オープン
2001年(平成 13年)4月 新港パーク(現・カップヌードルミュージアムパーク)開場
2002年(平成 14年)3月 山下臨海線プロムナード 開場
2002年(平成 14年)3月 桜木町駅前歩行者広場 完成
2002年(平成 14年)4月 赤レンガ倉庫・赤レンガパーク 開場
2002年(平成 14年)12月 JICA横浜開館
2003年(平成 15年)10月 M.M. TOWERS 完成
2004年(平成 16年)2月 みなとみらい線 開通
2004年(平成 16年)3月 富士ソフトABCビル(現・富士ソフトビル) 開業
2004年(平成 16年)3月 県民共済プラザビル 開館
2004年(平成 16年)4月 リーフみなとみらい 開館
2004年(平成 16年)9月 みなとみらいビジネススクエア 開館
2005年(平成 17年)6月 横浜みなとみらい万葉倶楽部 開業
2007年(平成 19年)2月 国土交通省関東地方整備局京浜港湾事務所復帰移転工事 完成
2007年(平成 19年)6月 M.M. MID SQUARE 完成
2007年(平成 19年)7月 高島中央公園 開場
2007年(平成 19年)11月 Brillia Grandeみなとみらい 完成
2007年(平成 19年)12月 MMパークビル 開館
2008年(平成 20年)2月 M.M. TOWERS FORESIS 完成
2008年(平成 20年)6月 パシフィックロイヤルコートみなとみらい 完成
2008年(平成 20年)10月 シンクロン本社ビル 開業
2008年(平成 20年)12月 みなとみらい橋 開通(国際大通り)
2009年(平成 21年)4月 日本丸メモリアルパーク リニューアル
2009年(平成 21年)6月 象の鼻パーク 開場
2009年(平成 21年)8月 日産自動車株式会社グローバル本社 開業
2009年(平成 21年)12月 横浜ブルーアベニュー 開館
2010年(平成 22年)3月 TOCみなとみらい(現・ヒューリックみなとみらい) 開館
2010年(平成 22年)4月 富士ゼロックスR&Dスクエア(現・富士ゼロックス(株)横浜みなとみらい事業所) 開業
2010年(平成 22年)6月 みなとみらいセンタービル 開館
2011年(平成 23年)5月 高島水際線公園 開場
2011年(平成 23年)9月 カップヌードルミュージアム(現:カップヌードルミュージアム 横浜) 開館
2012年(平成 24年)1月 みなとみらいグランドセントラルタワー 開館
2012年(平成 24年)3月 横浜三井ビルディング 開館
2013年(平成 25年)3月 みなとみらいトンネル 開通
2013年(平成 25年)6月 MARK IS みなとみらい 開館
2013年(平成 25年)8月 Audiみなとみらい 開館
2013年(平成 25年)11月 グランドオリエンタルみなとみらい 開館
2014年(平成 26年)2月 アニヴェルセルみなとみらい横浜 開館
2014年(平成 26年)4月 PRYME GALLERYみなとみらい 開館
2014年(平成 26年)5月 横浜アイマークプレイス 開館
2014年(平成 26年)10月 シンクロン新館(増築棟) 開館
2015年(平成 27年)4月 グローバルラーニングセンター 開館
2016年(平成 28年)3月 MARINE & WALK YOKOHAMA 開館
2016年(平成 28年)8月 みなとみらい学園ビル 開館
2016年(平成 28年)9月 オーケーみなとみらいビル 開業
2017年(平成 29年)2月 ブランズタワーみなとみらい 完成
2017年(平成 29年)3月 BLUE HARBOR TOWER みなとみらい 完成
2017年(平成 29年)6月 横浜野村ビル 開館
2017年(平成 29年)6月 PRYME COAST みなとみらい 開館
2017年(平成 29年)12月 OCEAN GATE MINATO MIRAI 開館
2019年(平成31年・令和元年)4月 資生堂グローバルイノベーションセンター(S/PARK) 開館
2019年(平成31年・令和元年)7月 横浜アンパンマンこどもミュージアム 開館
2019年(平成31年・令和元年)9月 京急グループ本社 開業
2019年(平成31年・令和元年)10月 新港ふ頭客船ターミナル(横浜ハンマーヘッド) 開場
2020年(令和 2年)2月 横浜グランゲート 完成
2020年(令和 2年)3月 KTビルオープン
2020年(令和 2年)3月 横浜ベイコート倶楽部 ホテル&スパリゾート 完成
2020年(令和 2年)3月 ザ・カハラ・ホテル&リゾート 横浜 完成
2020年(令和 2年)4月 パシフィコ横浜ノース 開館
2020年(令和 2年)7月 ぴあアリーナ MM 開場
2020年(令和 2年)8月Kアリーナプロジェクト(ミュージックテラス)着工
2020年(令和 2年)8月ハンマーヘッドパークオープン
2020年(令和 2年)9月横浜ベイコート倶楽部 ホテル&スパリゾート  ザ・カハラ・ホテル&リゾート 横浜オープン
2020年(令和 2年)12月村田製作所みなとみらいイノベーションセンターオープン
2020年(令和 2年)12月女神橋供用開始
2021年(令和 3年)4月神奈川大学みなとみらいキャンパスオープン
2021年(令和 3年)4月首都高速道路(株)神奈川局オープン
2021年(令和 3年)4月(仮称)みなとみらい21中央地区53街区開発計画着工
2021年(令和 3年)4月YOKOHAMA AIR CABINオープン
2021年(令和 3年)8月DREAM DOOR YOKOHAMA HAMMERHEADオープン
2022年(令和 4年)3月LG YOKOHAMA INNOVATION CENTERオープン
2022年(令和 4年)3月横濱ゲートタワーオープン
2022年(令和 4年)5月The Apartment Bay YOKOHAMAオープン
2022年(令和 4年)6月ウェスティンホテル横浜オープン
2022年(令和 4年)6月横浜みなと博物館リニューアルオープン
2022年(令和 4年)12月横浜赤レンガ倉庫リニューアルオープン
2023年(令和 5年)1月みなとみらい大通り2号歩道橋供用開始
2023年(令和 5年)1月横浜コネクトスクエア竣工
2023年(令和 5年)3月よこはま新港合同庁舎竣工
参考:(一社)横浜みなとみらい21 https://www.ymm21.jp/div/chronology.html を基にハマタワ運営事務局が作成

 

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⑥「みなとみらい」の需要と供給とは?

先ほど需要と供給について少し触れました。

多くの人が「欲しい」と思えばその対象の価値は上昇し、逆に「買ってほしい」と思うものに対して「欲しい」と思う人が少なければ価値が下落するわけです。

タワーマンションの場合はとくに大規模な施設で戸数が多くなるだけに、見込んでいた需要に対して供給が追いつかない場合、大幅な価値の下落が起こるケースも起こりえます。

そのため販売当初に購入した人たちが値引きでの販売に対して抗議をするといったケースも見られます。

みなとみらい地区は現時点で、そうした問題を抱えにくいといえます。

つねに需要が供給を上回っている状況なのでタワーマンションの価値も下落しにくく、むしろ上昇傾向が続いています。

とくにこの地域の場合は供給の数が少なく、希少性を伴っていることが安定した価値の上昇傾向をもたらしているとみなすことができるでしょう。

⑦「みなとみらい」タワーマンション相場の未来予測をしてみた

⒈「みなとみらい」の資産価値は安泰なのか?

このようにタワーマンションの希少性と地域の将来性・人気の間で生じた需要と供給の状況が、みなとみらい地区のタワーマンションの資産価値を高いレベルで維持させている最大の要因です。

ではこれからもこの傾向はずっと安泰なのか?

と言われると必ずしもそうとは言えない面も見られます。

要するに、この地区の開発がスタートして以来、現在に至るまで希少性を維持されている環境が続いています。

この希少性が揺らぐようなことがあれば、当然ひとつひとつのタワーマンションの資産価値が下落する可能性も出てきます。

先ほども触れたようにみなとみらい地区そのものはすでに当初の計画に基づいたタワーマンションの建設が終わっており、これから急激にタワーマンションの建設が相次いで供給が増えるといったことは起こらないでしょう。

しかし周辺の競合エリアの開発状況によっては居住希望者がそちらに流れる可能性も出てきます。

というよりも、すでにその傾向が見られています。

もともと、みなとみらい周辺は計画段階から交通の便を重視して開発が進められてきました。

そのため、無理にみなとみらい地区で暮らさなくても周辺のエリアで住む場所を確保すれば通勤・通学に困らない面があります。

しかも周辺の方がマンションの価格が安いのならそっちを選んだほうが断然良い、と考える人達がいてもおかしくありません。

つまり、希少価値が高すぎるがゆえに競合エリアに有利な環境をもたらしてしまうわけです。

開発そのものもみなとみらい地区を超えてより周辺のエリアにまで進められるようになっています。

そうなると、みなとみらい地区というエリアそのものの魅力も相対的に低下し、「横浜らしい先進的な地域のひとつ」と見なされるようになっていくことも予想されます。

⒉「みなとみらい」の競合エリアとは?

観光などでは同じエリアと見なされることも多い桜木町、関内がまず挙げられます。

交通の便を横浜駅周辺もライバルに挙げることができるでしょう。

こうした地域の状況は現在どうなっているのかが今後のタワーマンションの資産価値に大きな影響を及ぼしそうです。

例えば、運河を挟んで向かい合った位置にある北仲通地区では、横浜市内では最大規模となる58階建てのタワーマンションの建築が2019年に竣工しました。

購入希望者の倍率は約3.3倍。

そもそもこれだけの規模のタワーマンションができることで、みなとみらい地区のタワーマンションの希少性が低下することが予想されます。

このように急激な下落は考えられないものの、これまでのような安定した上昇傾向は5~10年後には見られなくなる見通しが2021年現在で見られています。

 

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パシフィコ横浜へと続く「いちょう通り」にそびえたっており、かつグランモール公園桟橋の広場に面している立地で、近代的なみなとみらいらしい風景と自然が融合するエリアとなっています。

ゆるやかなカーブを描くトライアングルに近い独特なフォルムにより、敷地外周には四季折々の草花が彩る公開敷地と、建物の中心には自然な光と風を誘う中庭がつくられています。

そして、住戸の約76%を南東・南西向きのお部屋にすることを可能としました。

敷地外周の溢れる自然や、中庭の流れる水・緑・岩など、自然のエレメントによって、暮らす方や訪れる方を優しく迎える、温かみを感じさせる高層タワーとなっています。

 

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徒歩1~2分の場所にはスーパーマーケット・オーケーみなとみらいがあるほか、お子様が楽しめる施設が近くにあるなど、生活の利便性も備えたマンションといえます。

共用施設も充実しており、高層階のスカイガーデン・ビューラウンジからは横浜のオーシャンビューを望むことができます。

海と緑、そして近代的な「みなとみらい」をまとめて楽しむことができる高層タワーです。

 

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⑧まとめ

いかがでしたか?

今回は、未来的なウォーターフロント地区である「みなとみらい」の今後の資産価値などについてをお届けして参りました。

「みなとみらい」地区のタワーマンションは、供給過多でダブついている他のエリアのタワーマンション群と異なり、資産価値の高さや、今後もおそらくその価値が下落することなく安泰であるでしょうとのことがわかりました。

先述の通り、当然にライバルとなる地区やマンションの誕生は激化していますが、直近のリクルート調べによる住んだことのない人が住みたいと夢見る「住みたい街ランキング」ではなく、実際にそこで暮らしている「住民から愛されている街ランキング」の神奈川県版で「みなとみらい」は堂々の第3位。

因みに1位は「片瀬江ノ島」駅(小田急江ノ島線)、2位はお隣の「馬車道」駅(みなとみらい線)。

第4位は「鵠沼」駅(江ノ島電鉄線)、5位は「鵠沼海岸」駅(小田急江ノ島線)。

東京都での第1位は「代官山」駅(東急東横線)、2位は「千駄ヶ谷」駅(JR総武線)。3位は「麻布十番」駅(東京メトロ南北線)との結果でした。

何が言いたいのかというと、その街に暮らす住民が新たなる街の価値や、マンションの価値を生み出していく側面は多分であるということ。

従って、「住民に愛されている街ランキング」の調査結果は「みなとみらい」の未来は明るいとも言い換えられるのではないでしょうか。

「みなとみらい」での不動産取引の一助になれば幸いです。

この度も最後までお読みいただきまして有難うございました。

 

 

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